在宅ワークで使う椅子を長く快適に使いたい人に人気なのが、ハーマンミラー社の「アーロンチェア」。20年以上前の発売以来、世界中で支持され続けてきた名作チェアです。その一方で、新品価格は20万円を超えることもあり、購入をためらう方も少なくありません。
そこで検討されやすいのが「中古で購入する」という選択肢。中古市場では定価の半額以下で出品されていることもあり、手頃に手に入るのが魅力です。ただし、中古と正規新品では保証や耐久性、購入後の安心感に大きな違いがあります。
本記事では「中古」と「正規品」を比較し、価格差・保証・リスク・メリットを整理します。価格を優先するのか、長期的な安心を重視するのか──購入前の判断に役立ててください。
アーロンチェア中古と正規品の価格差
まず気になるのが「価格」の違いです。中古市場では状態や年代によって幅がありますが、5〜10万円前後で販売されているケースが多く見られます。一方で、正規販売店(例:庄文堂など)で購入する新品は20万円前後が一般的です。
| 購入方法 | 価格相場 | 保証 |
|---|---|---|
| 中古(オークション・中古家具店) | 約5〜10万円 | 基本的になし |
| 正規販売店(庄文堂など) | 約20万円〜 | 最大12年保証 |
中古が安いのは「すでに数年使用された製品」であることが多いためです。メッシュの張りやガスシリンダーなど消耗パーツの寿命が短くなっている可能性もあり、見た目だけで判断するのは注意が必要です。
価格だけでなく「在宅ワーク椅子全体の比較」を知りたい方は、在宅ワーク椅子おすすめ完全ガイドも参考になります。

アーロンチェアの保証(正規販売店)と中古の違い
アーロンチェアを購入する際に見落としがちなのが保証制度です。中古で購入した場合、基本的にメーカー保証はつきません。販売店によっては「30日間の返品保証」や「短期動作保証」が用意されている場合もありますが、これはあくまで中古販売業者独自のもの。メーカーの長期保証を受けられるわけではありません。
一方で、ハーマンミラーの正規販売店から新品を購入した場合、最大12年間の保証が受けられます。この保証はガスシリンダーやリクライニング機構、メッシュ素材など主要なパーツが対象で、万が一不具合が起きた場合でも修理や交換に対応してもらえます。
在宅ワークで毎日長時間座る人にとって、保証の有無は「もし壊れたらどうするか」に直結します。中古では修理費用を全額負担する必要がありますが、正規新品なら保証の範囲内で対応してもらえるため、長く使うほど安心感が違うのです。
また、この「12年保証」はメーカーが耐久性に自信を持っている証拠でもあります。長期的に安心して使えるからこそ、20万円という高額な投資にも納得できる人が多いのです。
保証の有無で迷っている方は、アーロンチェアの口コミ・評判まとめも参考になります。実際に使っている人の声を知ることで、保証付き購入の安心感がより具体的にイメージできるでしょう。
つまり「初期費用を抑えるなら中古」「長く安心して使いたいなら正規新品」という住み分けになります。次は、中古を選ぶ際に特に注意すべきリスクについて整理していきます。
アーロンチェア中古購入のリスクと注意点
中古のアーロンチェアは価格面で魅力がありますが、購入する際にはいくつかの注意点があります。安く買ったつもりが結果的に修理費や買い替えで高くつく…というケースも珍しくありません。
1. 部品の劣化や寿命
アーロンチェアの座面メッシュ「ペリクル」は、長年使うと張りが弱くなり腰や背中を支える力が低下します。また、ガスシリンダーは消耗部品で、数年で座面が下がる不具合が出ることも。中古品は使用年数が不明な場合が多く、購入直後に不具合が出るリスクもあります。
2. 正規品かどうかの不安
中古市場には並行輸入品や模倣品も出回っています。見た目では判別が難しく、保証が受けられないだけでなく品質にも不安が残ります。正規品かどうかを見極めるのは専門知識が必要になるため、初心者にはハードルが高いのが現実です。
3. 修理・メンテナンスの負担
中古品は基本的にメーカー修理を受けられません。専門業者に依頼すると1〜3万円の費用がかかる場合もあり、部品代と工賃を考えると「新品との差額」が縮まってしまうこともあります。
4. 衛生面の懸念
椅子は長時間体に触れる家具です。汗や汚れ、臭いが残っている可能性もあり、クリーニングされていても「気持ちの部分で抵抗がある」という声は少なくありません。
もちろん、中古専門店の中にはクリーニングや簡易メンテナンスを行い、ある程度安心して購入できる店舗も存在します。ただしその場合でも、保証や修理体制は新品に比べて限定的です。中古を検討する場合は、価格の安さだけでなく「アフターサポートがどこまであるか」を必ず確認することが重要です。
価格重視で探している方は、中古家具を扱うKaggマルシェの活用法も参考になります。同じ中古でも、販売体制やサポートの有無によって安心感が大きく変わります。
アーロンチェアを正規販売店で購入するメリット
中古より高価な正規新品ですが、正規販売店から購入することで得られる安心感とサポートは価格以上の価値があります。特に在宅ワークや勉強で長時間座る方にとっては、購入後の安心が欠かせないポイントです。

1. 12年保証と修理対応
ハーマンミラー正規販売店から新品を購入すると、最大12年間の保証が適用されます。ガスシリンダーやリクライニング機構など主要パーツが対象となり、万一の故障時にも無償で修理・交換が可能です。中古では得られない「長期の安心」が大きな魅力です。
2. 検品と品質管理
正規店のひとつである庄文堂では、自社倉庫で検品を行い、品質に問題のない商品だけを出荷しています。部品不足や不良品といったリスクを最小限に抑え、届いた日から安心して使える体制が整っています。
3. 配送・設置サービス
アーロンチェアは重量があり、搬入や組み立てに不安を感じる方も多いはず。正規店で購入すれば、配送から設置までスタッフが対応してくれるため、自宅やオフィスに安心して導入できます。
4. 学割・法人向けサポート
庄文堂では学生・教職員向けの学割制度や、法人向けの請求書払い・大量導入サポートも提供しています。教育機関や研究室での導入にも適しており、個人利用以外のニーズにも応えてくれる点が特徴です。
学生・法人向けの特典について詳しくは、別記事「アーロンチェアの保証と学割サービス徹底ガイド」で解説しています。条件に当てはまる方はぜひチェックしてみてください。
また、サイズ選びやモデルの違いに迷っている方は、アーロンチェアの選び方も参考になります。A・B・Cのサイズ比較や用途別のおすすめが詳しく解説されています。
中古に比べると初期費用は高くなりますが、その分保証・品質・サービスで得られる安心は大きな差があります。
アーロンチェア中古と正規品はどちらを選ぶべきか
ここまで解説してきたように、アーロンチェアは「価格」か「安心」かで選び方が大きく分かれます。
・とにかく安さを優先するなら中古
5〜10万円前後で購入できるため、初期費用を抑えたい人には魅力的です。ただし保証はなく、劣化リスクや修理費用を自己負担する覚悟が必要です。
・長く安心して使いたいなら正規新品
正規販売店での購入は20万円前後と高額ですが、最大12年の保証・検品済み品質・配送設置サービスといったサポートが受けられます。長期利用を前提にすれば、結果的に出費を抑えられるケースも少なくありません。

在宅ワークや学習、長時間のデスクワークに本気で取り組む方にとっては、正規販売店からの購入が安心です。特に庄文堂はハーマンミラー正規一次販売店として、保証やアフターサービスが整っているため、初めての方でも不安なく導入できます。
「腰への負担が少ないかどうか」が気になる方は、アーロンチェアが“座る悩み”を変える!の記事もあわせてチェックしてください。人間工学設計や腰痛対策の視点から、さらに詳しく理解できます。
まとめ:安心感を取るなら正規販売店がおすすめ
中古は「価格の安さ」、正規新品は「保証と安心」。どちらを選ぶかは予算とライフスタイル次第ですが、長期利用を考えるなら正規販売店からの購入を強くおすすめします。


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